Story
2015年12月、民間学童保育キッズビレッジに、子ども・子育て支援に関心を寄せるメンバーが集まりました。
2016年3月、任意団体「オトナごはん川口」を発足。「川口おとな食堂」など、食を中心とした子どもと大人の地域交流イベントや、「遊びファシリテーター養成講座」(全3回/埼玉県委託事業)などの企画・運営を行ってきました。
2017年9月、名称をcotonaに変更。月1回程度、”子どもと大人の関わりを地域に広げていくため、様々なトピックで情報交換する場”、「ことな情報交換室」を開催しています。
皆さまへ
私たちが小学生だったとき、周りにはどんな大人がいたでしょうか。親や学校の先生だけでなく、祖父母、隣のおばちゃん、子ども会の保護者、駄菓子屋やおつかい先の商店主など、たくさんの大人がいたように思います。
今日、親や学校の先生以外と関わりを持つ機会がなく、世代を超えたヨソの人と「どんな風に話したらよいか分からない」という子どもがいるとしたら、その子は大きなハンデを背負わされているともいえるでしょう。だって生きていくということは、人と関わっていくこと無しには考えられませんから。
他方で、地域から孤立した一人親や夫婦にとって、子育てが重圧となっている傾向が指摘されています。でも、子どもを大事にしようとする親なら「知らない人に声をかけられても話しちゃダメ」って言い聞かせるでしょう。いまの時代を生きる親なら、それがふつうです。
人が子育てに関わる時間はせいぜい20年ちょっと。その後の何十年の間を子・孫とは遠く離れて暮らす方もいるでしょう。生涯未婚者や離婚・離別によるシングル世帯も増加しています。
こうした人々のなかには、子どもや子育てに関わりを持ちたいと考えている人も少なくないはずですが、そのための入り口や関わりの機会は、社会的に十分な形になっているとはいえません。むしろ、「ヨソの大人」と「わが子」の距離は広がっていく一方です。
「ヨソの大人」が関わりにくい状況は、子ども、親、教育・福祉の専門家、社会の全ての人にとっての損失です。いま、日本には、子どもが親や先生だけでなく「ヨソの大人」と交わり、ともに育つことができる地域づくりが必要です。だから、私たちは、子どもと大人が関わりを持てるチャンスを地域に広げていきたいと考えています。
Staff
役員
小針臣子(代表理事)
大竹伸康(副代表理事)
堀崇樹(事務局長)
大野元己(事務局次長)
宮地さつき(執行理事・企画担当)
花本洋子(執行理事・企画担当)
会員
29人(正会員14、協力会員12、賛助会員3) 2020年10月28日現在
賛助会員(敬称略)
株式会社アライ 新井俊雄
株式会社ライフタイム 四十物恭之
医療法人社団弘惠会 杉浦敏之